韓国軍:異色の海軍士官候補生たち

「米国市民だが立派な韓国の軍人になる」

 韓国海軍の第108期海軍士官候補生(OCS)359人が22日、入校式を迎え、本格的な訓練に入った。これら入校生の中には、異色の候補生も少なくない。

 米国の市民権を持っているため、あえて入隊しなくてもよいはずのパク・ジュンソ候補生、そしてカザフスタンの永住権を持つキム・ソンイン候補生(海兵隊)が代表格だ。パクさんは、「米国で生まれ育ったが、韓国人として国防の義務を果たし、堂々と生きたい。強く立派な海軍将校になる」と語った。

 そうかと思えば、キム・グァンヒョク候補生は、昨年2月に陸軍大尉で退役した予備役将校なのにもかかわらず、新たな意思を抱き、海兵隊の将校に挑戦した。キム候補生のように、幹部(将校・下士官)や兵などの兵役を終えてから再入隊した候補生は、16人にもなる。

 父の後を継いで職業軍人の道を選んだという候補生も、13人いた。

 女性27人を含め海軍226人、海兵隊133人からなる候補生は、今月15日に海軍士官学校に入営し、1週間かけて身体検査および身分転換教育を受けた。この日入校式を終えた候補生は、今後10週間にわたり、服従週、克己週、団結週、名誉週など段階別に厳しい訓練を受ける。

ユ・ヨンウォン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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