2010年3月25日 20時29分更新
刑務所の同じ部屋にいた男性2人に暴行を加えけがをさせるなどしたとして、岡山刑務所は25日、20代の男の受刑者を、傷害などの疑いで岡山地方検察庁に書類送検しました。
書類送検されたのは岡山市北区牟佐にある岡山刑務所で服役中の20代の男の受刑者です。
岡山刑務所によりますと、この受刑者は先月4日、刑務所の同じ部屋にいた70代の男性の頭や腕をほうきや手でおよそ30回殴るなどして全治15日のけがをさせたほか、暴行を止めに入った別の70代の男性にも暴行を加えた、傷害と暴行の疑いがもたれています。岡山刑務所によりますと、事件が起きた部屋には当時、6人の定員に対し5人の受刑者がいて、部屋の掃除のしかたをめぐってトラブルになったということです。
岡山刑務所の松田淳所長は「刑務所でこのような事件が起きたことは遺憾である。再発防止と適正な規律維持に務めたい」とコメントしています。