社会
アルコール依存“予備軍”の警察職員20人
兵庫県警の警察職員約20人がアルコール依存の可能性があると判定され、専門医の受診などを指導されていることが25日、県警への取材で分かった。不規則な勤務形態なども過度の飲酒につながっているとみられる。県警によると、勤務への影響は出ていないが、早期の健康回復を図るため、所属長らが症状を定期的に把握して改善を進める。
警察官による飲酒運転が相次ぎ、警察庁が2009年9月、全国の警察本部にアルコール依存対策の徹底を通達。これを受けて県警も健康診断で肝機能の数値が高かった警察職員らを対象に、飲酒の習慣や酒癖のほか、アルコール関連のトラブルの聞き取りをした。
その結果、約20人をアルコール依存の可能性がある“予備軍”と判定し、症状に応じて専門医の受診などを指導している。職務上のストレスなども過度のアルコール摂取の一因になっているとみられ、治療経過は所属長らに報告させ、悪化した場合は車の運転禁止や配置転換も検討する。
警察庁のまとめでは、飲酒運転が原因で09年に懲戒処分を受けた警察職員は全国で20人。兵庫の処分はなかったが、07年2月には尼崎南署の警部が飲酒運転でひき逃げ事故を起こして懲戒免職になっている。
(2010/03/25 16:15)
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