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赤西仁、事実上KAT‐TUN脱退へ

 KAT‐TUNの「A」赤西仁は独自のスタイルを貫いた末に、再び5人の仲間のもとを離れることになった。人気絶頂の06年10月、突然、米ロサンゼルスに“語学留学”してファンに衝撃を与えたが、再びロスに渡る。最近は主演映画「BANDAGE バンデイジ」やソロコンサートなど、グループを離れたソロ活動が目立っていた。再度の渡米は、グループからの“独り立ち”を意味している。

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 06年3月のCDデビューから4年、グループの人気者、赤西が一大決心を下した。過去にもたびたびファンを驚かせた“オレ流”スタイル。ファッションや音楽に始まり、生き方まで、そのすべてに自己主張を織り交ぜてきただけに、グループとは違う“オレ流”を貫くことを決めた。

 「目標のひとつだった海外公演にトライできることになり、うれしく思います。僕が日本でやってきたエンターテインメントや作ってきた音楽を、今度は海外に住む方たちと一緒に共有してみたいですね。楽しんで臨んでいきたいと思います」。赤西が発表したコメントには、アメリカ進出への期待感で満ちあふれていたが、残された5人へのエールはなかった。

 22歳だった06年10月には芸能活動を休止して渡米。お騒がせキャラを印象づけた。半年後に帰国し仕事復帰したが、プライベートでは外国人の友人が多く、ハーフ美女とのデート現場を目撃されることもたびたび。「クラブ好き」も公言するなど、ジャニーズのアイドルとしては“規格外”の行動が目立った。

 今年2月には、日生劇場で1カ月のロングランとなる初のソロコンサートを開催。「自分が好きな曲を知って欲しい」と披露したのは、ほとんどがKAT‐TUNの楽曲ではない、自ら手掛けた英語の曲。「(コンサートを)海外にも持っていきたい」と大きな野望を語っていただけに、早くも夢がかなった形だ。

 “オレ流”がモットー。6人おそろいのステージ衣装では、アレンジを加えて、ひとりだけ別モノにしてしまうことが多かった。コンサートや映画の舞台あいさつのステージでは、ハットにサングラスのスタイルを好むため、めったに素顔を見せない。

 今回のソロ“単独行動”についてジャニーズ事務所は「赤西は苦渋の決断だったと思う。残ったメンバーもゆくゆくは個人活動が増えてくるのでは。解散や脱退はない。2011年もKAT‐TUNでいく」と現時点での解散は否定したものの、「今後、赤西がアメリカで活動することもありえる」と含みのある発言。赤西次第で、脱退は避けられない状況だ。

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