五輪報告会後に卒業証書を受け取るスピードスケートの高木美帆選手=北海道幕別町の札内中学校(代表撮影)
バンクーバー五輪スピードスケートで史上初の中学生の日本代表となった高木美帆(15)の五輪報告会が24日、母校の北海道幕別町立札内中の体育館で開かれ、高木はステージで「パシュートの一員として銀メダルを取ることができ、うれしかった」とあいさつした。
在校生から「4年後の五輪に向けての気持ちは」と聞かれると、高木は「今は少し休みたいが、今回以上に戦えるように頑張りたい」と答えた。
五輪後も海外の国際大会に遠征し、卒業式に出席できなかったため、報告会に続いて特別に行われた卒業式で卒業証書が授与された。閉会後、報道陣の質問に「中学のジャージーを着られなくなるのが名残惜しい。4年後にメダルを目指せるよう力をつけたい」と語った。4月から帯広南商に進学する。
(2010年3月25日)