広島東洋カープは25日、広島市中区のホテルで株主総会を開き、2009年決算を承認した。売上高は過去最高だった前年の71億円を46億円余りも上回る117億1600万円で、初めて100億円を突破した。当期利益は4億円で35年連続黒字となった。
完成1年目のマツダスタジアムブームに乗った。球団史上最多となった観客動員(187万人)で、入場料収入が昨年比20億円増の48億円、グッズ販売は同10億円増の20億円、飲食収入も同13億円増の20億円。新球場の魅力が、大幅な売り上げ増をもたらした。
松田元オーナーは「(最高の売上高は)みなさんが新球場を歓迎してくれたおかげであり、補強に全力を尽くし、魅力あるチームづくりをしてファンの皆さんに恩返ししたい」と話した。
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