高木マニア堂

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107:IWGPベルト製作者にまつわる凄い逸話

ノンセクション2010年03月25日 09:00 | フォルダ : マニア堂

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<2008年3月=東スポ・プロレス格闘技サイト「プロレスマニア堂」より>

 新日本プロレスが新たに製作した4代目のIWGPベルトが、王者・中邑真輔に贈呈された。

 3代目と4代目のIWGPだけでなく、NOAHの各種GHC王座、さらにWWEやUFCの各種チャンピオンベルトを製作しているのが、元レスラーのレジー・パークス氏(米国)だ。

 このパークス氏。現役時代は「鋼鉄男」の異名を取り、腹部をトラックに轢かせ、その鍛え抜かれた腹筋を誇示するというパフォーマンスで知られていた。
日本には1970(昭和45)年7月、日本プロレスの「第二次ゴールデンシリーズ」で初来日している。

 ムース・ショーラックやブルート・バーナドらとともに来日したパークスは羽田空港で「本当のレスリングをみせてやる」「馬場を飛行機投げでぶん投げてやる」と怪気炎。日本デビュー戦(7月6日、岩手・水沢)ではショーラックと組み、猪木&大木組とタッグ対決するも、いきなり猪木のコブラツイストに捕まりギブアップ負け

 続く第2戦(7月7日、岩手・釜石)では、早くも猪木との一騎打ちが実現するも、やはりコブラツイストにギブアップ負け。パークスの鍛え抜かれた腹筋は、よっぽど“コブラツイスト映え”した模様で、その後もシリーズ中、やたらと猪木のコブラツイストの餌食となっている。

 日本のリングでは、あまり実績を残せなかったパークスだが、来日直前の1970(昭和45)年、当時の人気漫画雑誌「冒険王」(秋田書店)5月号に、何と彼を主人公とした漫画が掲載されている。

 それは『プロレス悪役物語』(原作・真樹日佐夫、画・一峰大二)の「恐怖の鋼鉄人間」なるエピソードだ。

 内容は病床の母親の手術代50㌦を稼ぐため、パークス少年が素人ながらカナダ・カリガリー(と表記)のスチュ・ハート事務所に売り込みをかける場面から始まる。

 だが所詮は素人だ。パークス少年は悪役・モーキンと対戦して半殺しにされてしまう。何とか50ドルを手にするも、大ケガのため身動きすらできない。翌日、50ドルを手に母親の病院を訪ねるも哀れ、母親は息を引き取った後だった…という悲しすぎる話。実話なのか?

 モーキンに復讐を誓ったパークスは7年後、恐るべき鍛錬マシンによる特訓で一流レスラーへと成長。ついに復讐の時を迎えるのだった。この描写がSFもSMもホラーもビックリな凄まじさ!。最近「プロレス悪役シリーズ」として単行本が復刻されたので、ぜひ一読をお薦めしたい。

 ところでパークス氏は、日本に自身を主人公とした漫画が存在することを知っているのだろうか?

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高木圭介のプロフィル 昭和44(1969)年6月4日、神奈川県川崎市生まれ。かつてジャイアント馬場さんも暮らした新丸子の街
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