川崎市は24日、観葉植物として栽培される「キダチタバコ」の葉を食べた同市幸区の家族4人が吐き気や手のしびれなどの食中毒症状を訴え、病院で診察を受けたと発表した。同市健康安全室によると、この家族は「カラシダネ」という呼び名でこの植物の種をもらったため、食用のからしと同じ種類と思い込んで食べてしまったという。
市の担当者は「キダチタバコを食べて食中毒になった例は聞いたことがない」としている。
市によると、4人は32〜70歳の男女で、知人からもらった種を自宅の庭にまいて栽培し、18日昼にその葉を天ぷらにして食べた。うち3人が一時入院したが、既に回復しているという。