鳩山首相の発言に失望
テーマ:ブログ鳩山首相は2月26日の夜、 高校授業料無償化法案の対象から
朝鮮学校を外すことが政府内で検討されていることについて、
「国交のない国を同じように扱うのが望ましいか
議論しなくてはならない」 と述べ、 私は非常に失望致しました。
また、 26日朝、 「この問題は、拉致問題にかかわりがある話ではない」と
述べられたそうですが、 本当にそう思っていらっしゃるのでしょうか。
国交のない国ですって??・・・・・?
小泉元首相が、 2002年9月17日に、 訪朝し、 「日朝平壌宣言」 に署名。
国交正常化することを決定、 両国を代表する国家の元首が署名。
そして、 拉致問題に対し、 金正日総書記が正式に謝罪。
小泉元首相の実行 (国交正常化 )のお陰で、 同年10月15日、
24年ぶりに拉致被害者の方々5名がめでたく帰国されました。
両首脳は、 日朝の不幸な過去を清算し、 懸案事項を解決し、
実りある政治、経済、文化的関係を樹立することの認識を確認したにもかかわらず、
その後 安倍晋三氏がこの日朝平壌宣言を反故、拉致問題だけを追求。
国民を煽り、 一躍人気者になり首相の座を獲得、 しかし短命に終わる。
また次の首相、 福田康夫氏も、 平壌宣言を無視、 麻生太郎首相も
その姿勢は変わらなかった。 そして、 民主党に政権交代。
その点をフォローするかと思いきや、 今回の鳩山首相の発言、 何と情けない。
これでは自民党の繰り返しではないでしょうか。
拉致事件は、 次元が違う。 両国の国交正常化の妨げになってはならない。
自民党の一党閣僚政治から、 民主党は政治主権にするといっていたが、
民主党には、 国交正常化を振り返り、 平和と両国の繁栄を考えようと
政治理念をもっと高く掲げる人達はいないのだろうか?
「友愛」を盾にしている鳩山首相、 「友愛」はどういう時に使うのでしょうか?
私は大変失望致しました。
国交正常化をしない理由として、 戦争賠償金を日本が払うのを
躊躇しているからではないでしょうか?
この、 高校授業料無償化から、 朝鮮学校だけを外すことは、
差別 ・ 迫害に当たります。
そもそも、 拉致事件が起きた背景には、
日本人が、100万人ともいわれる朝鮮半島の人を強制労働者として連行した、
その復讐の連鎖があるのではないでしょうか?
両親や兄弟を捕らえられた家族達が起こした事件だとしたら、
私たちは歴史を振り返り、 事実を認め、 理解しあわなければなりません。
許しあうこと以外、 この問題は解決しません。
今日、 在日の人達は、 日本が拉致するがごとく強制労働者として連行してきた
人達の子孫ではないですか?
政府はその方々に、 逆に償わなければいけない筈。
それなのに、 朝鮮学校を対象外とするとは、 理解し難いことです。
以前、 民族衣装のチマチョゴリを着た生徒が、
石を投げつけられ、 嫌がらせをされるという悲しい事件がありました。
朝鮮学校で学ぶ子供達は、 日本の学校と変わりのない教育を受けており、
なんら、 差別をされる理由がございません。
いったい、 いつになったら両国が手を取り合い、
平和を願う日が来るのでしょうか?
国交が正常化すれば、 拉致事件もいずれ解決するでしょう。
私は日本を愛することには、 誰にも負けません。
なぜ、 日本はこんな国になってしまったのでしょうか。
なぜ、 もっと他国から尊敬される、 威厳のある国になれないのでしょうか。
アメリカの公聴会に召致されたトヨタ社長は、 ご立派でしたね。
誇りに思いました。
また、 彼をサポートしていたアメリカ人に、 救われた気持ちになりました。
皆様は、 この問題について、どうお考えですか?