(cache) 元養護学級教諭のわいせつ認定 知的障害者の証言に信用性 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 元養護学級教諭のわいせつ認定 知的障害者の証言に信用性

     千葉県浦安市立小学校で特別支援学級(当時養護学級)の担任だった男性教諭(50)=依願退職=によるわいせつ行為などで精神的苦痛を受けたとして、知的障害のある少女(18)と両親が県と市に計約2千万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は24日、慰謝料など計60万円の支払いを命じた一審判決を変更、認容額を330万円に増やした。

     元教諭は2004年に強制わいせつ罪で起訴されたが一、二審でいずれも無罪判決を受け確定。民事では一審に続き、刑事裁判と異なる判断となった。

     一宮なほみ裁判長は「元教諭がわいせつ行為を当初認めた捜査段階の供述や、少女の話に信用性がある」として、少女の胸をつかむなど、一審判決が認定したわいせつ行為以外にも、複数回にわたり胸を触ったり、自身の下半身を露出したりした行為があったと判断。

     「特段の配慮を要する学級で、状況理解能力に劣る少女に行った元教諭の行為は許し難い」とした。

      【共同通信】