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学生泣き寝入り?“レイプ疑惑”で准教授を停職

 大阪大は24日、研究室で女子大学院生と性交渉したと疑われる状況があったとして、大学院言語文化研究科の50代の男性准教授を18日付で停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 阪大によると、2000年5月に学内で開かれた懇親会の後、深夜に准教授(当時助教授)が院生を研究室に誘った。院生は08年11月、「職権を乱用したレイプを受けた」と被害を申告した。

 大学の調査に准教授は「覚えていない」と話したが、当時は親密な関係だったことは認めた。大学は性交渉の事実は確認できなかったが、疑われる状況を准教授がつくり出したと認定し「教育研究上、維持されるべき良好な環境や秩序、風紀を著しく害した」と判断した。院生は刑事告訴などはしていないという。

 阪大は07年に大阪外国語大と統合しているが、当時の所属がどちらの大学かについて高杉英一副学長は「答えられない」としている。鷲田清一学長は「誠に遺憾。今後このようなことがないよう努力する」とコメントした。

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