岡山放送局

2010年3月24日 18時54分更新

チリ地震被災地に救援物資発送


先月、南米・チリを襲った巨大地震で被災した人たちを支援しようと岡山県新見市の公設国際貢献大学校は貯水用タンクや寝袋の救援物資を24日現地に向けて発送しました。

救援物資の発送は先月27日に発生した南米・チリの巨大地震で被災した人たちに役立ててもらおうと新見市の研修機関、公設国際貢献大学校が日本のチリ大使館に申し出て行われたものです。

24日は、岡山県からも大学校に救援物資の提供が行われ救援物資の備蓄倉庫がある岡山空港には県の職員と大学校の国際救援ボランティアグループのメンバーおよそ20人が集まりました。

はじめに岡山県企画振興部の平松卓雄部長から大学校の代表の的野秀利さんに貯水用タンク200個の目録が手渡されました。

このあと、貯水用タンクは大学校が用意した寝袋80袋とともにトラックに乗せられ、震源地に最も近く被害が激しかったチリ中部のマウレ州に向けて発送されました。

大学校の的野さんは「3週間ほどたってもいまだに被災者の中には寝る場所や安全な水を確保できない人もいる厳しい状況なのでぜひ救援物資を役立ててもらいたい」と話していました。