岡山放送局

2010年3月24日 18時54分更新

連続ごみ放火の男初公判


去年7月、岡山市と倉敷市でごみ置き場のごみなどに連続して火をつけたとして放火などの罪に問われている男の裁判員裁判が24日から岡山地方裁判所で始まりました。

裁判員が審理しているのは住所不定、無職の藤原洋平被告(31)が去年7月、岡山市中区で住宅の外に置いてあった段ボールに灯油をまいて火をつけたとして放火などの罪に問われている事件です。

藤原被告はほかにも岡山市や倉敷市でごみ置き場のごみなどに連続して火をつけたとして器物損壊などの罪にも問われていて、6人の裁判員はこれらの事件についてもあわせて審理にのぞみました。

初公判では、はじめに検察官が起訴されている5件の事件について起訴状を読み上げると、藤原被告は「まちがいありません」と述べて起訴された内容を認めました。

つづいて検察側が「いらいらした気持ちを解消し、逃げるスリル感を味わうため犯行を繰り返した」と犯行の状況について述べました。

一方、弁護側は「被告は犯行時に両親との関係から家出していて、裁判員の皆様にはそうした状態だったことを踏まえて判断してほしい」と訴えました。

この裁判は3日間の日程で審理される予定です。