2010年3月24日 18時54分更新
センバツ高校野球は、雨のため24日の試合がすべて中止になり、第1試合に登場予定だった岡山の関西高校の選手たちは、甲子園球場の室内練習場で、25日に順延された試合に備えて練習しました。
3年ぶりのセンバツとなる関西の選手たちは、試合の中止が決まったあと、甲子園球場の室内練習場でおよそ1時間半、バッティングを中心に練習を行いました。
選手たちは、対戦相手が沖縄の興南高校に決まってから、相手のエース大会屈指の左腕の島袋洋奨投手を想定して、左ピッチャーを相手に集中的に打ち込みを行ってきました。
24日の練習でも、選手たちは、集中力を高めながら左ピッチャーの投げるボールを鋭く打ち返していました。
一方、左腕のエースで2年生の堅田裕太投手は、バッターを立たせて投球練習を行い、変化球を交えながらおよそ30球、投げ込みました。
堅田投手は、「試合は順延になりましたが、気持ちを切りかえていきたい。相手チームのピッチャーもいいので、自分は1点もやらないつもりで試合に臨みたい」と興南のエースの島袋投手にライバル意識を燃やしていました。
江浦滋泰監督は、「きょうは選手たちにゆっくりと休んでもらい、気持ちの切り替えをうまくしてほしい。試合の順延がプラスになるようもう一回気持ちをリセットして、全力で試合に臨みたい」と話していました。
24日中止になった関西と興南の試合は、25日の第1試合で行われる予定です。