四国運輸局は24日、国道フェリー(高松市)が4月1日から宇高航路の1日当たりの便数を現在の22往復から16往復に減便する船舶運航計画変更届を受理したと発表した。同社は2月に同航路の事業廃止届を提出したが、その後、減便などの自助努力で自主的な運航継続を目指すことを表明していた。
削減されるのは高松港と宇野港(岡山県玉野市)をそれぞれ午前1時、午前2時20分に出発する便など。減便に当たって同社は利用者からアンケート調査をしており、比較的利用者の少ない時間帯を中心に選んだとみられる。
宇高航路をめぐっては四国フェリー(同)も廃止届を撤回し、減便などを含む継続策を模索している。国道フェリーの減便で4月以降は2社合計で1日38往復となるが、四国フェリーの判断次第ではさらに減少する可能性がある。
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