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開星・野々村監督、不適切発言で大会本部訪ね謝罪

謝罪のため球場入りする開星・野々村監督

 22日の向陽との1回戦に敗れ、公式会見で「21世紀枠に負けたのは末代までの恥」などと発言した開星の野々村直通監督(58)が23日、発言が不適切だったとして村本克部長(46)とともに甲子園球場の大会本部を訪ね経緯を説明、謝罪した。

 会見を開いた野々村監督は「言い訳になるが、向陽のバッテリー、守備、攻撃に敬意を持っている。負けた現実を受け止められず、自分の悔しさだけが先走り、ああいう発言になってしまった」と釈明。さらに「地元では『楽勝だ』と言われ、中国大会王者として、絶対に21世紀枠のチームに負けられない、負けたら恥ずかしいと正直思った。しかし向陽や21世紀枠の制度を侮辱、批判する意味で言ったわけではない。心からおわびします」と頭を下げた。言葉に詰まり、涙を流す場面もあった。今後については「続けることに問題がないなら、もう一度頑張りたい」と話した。

 日本高校野球連盟の小森年展事務局長(53)はその場で野々村監督を口頭で厳重注意したことを明かし「文書での報告を見てから」とあらためて文書で報告を受けた上で対応を検討するとした。

 また夕方には開星の大多和聡宏校長(52)が和歌山市の向陽を訪れて板橋孝志校長(59)に直接謝罪。大多和校長は「大変、失礼な発言だった。野球に関係する人にも不愉快な思いをさせたことをおわび申し上げました。(野々村監督に)どういう考えで発言したのかを直接聞いて、処分したいと思います」ときょう24日に事情聴取する考えを示した。

[ 2010年3月24日付 ]

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