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異色の新弟子デビュー 親方は元関脇人気力士

大相撲春場所で初土俵を踏んだ錣山部屋の大地(中)
大相撲春場所で初土俵を踏んだ錣山部屋の大地(中)
Photo By 共同

 大相撲春場所の前相撲で異色の新弟子がデビューした。錣山部屋の森改め大地(15)は中学時代、陸上の砲丸投げの選手として全国レベルで活躍した逸材だ。卓越した運動能力に加え、182センチ、111キロの体格で伸び代は十分。「横綱を目指したい」と夢を膨らませる。

 兵庫県高砂市出身。兵庫・宝殿中3年だった昨年にはジュニアオリンピックで優勝した。有望株が選んだフィールドは大相撲の土俵だった。「陸上は体づくりのためにやってきた」と言い切る。

 法大相撲部出身の父辰之助さん(54)の影響で小学3年に相撲を始めた。進学した宝殿中には相撲部はなく、やむなく陸上部へ入部。ただ中学入学後、秋ごろには角界入りを決めていたという。「豪快に突っ張ったり、投げたりする力士の姿にあこがれた」。その年の冬には、母博美さん(50)が大ファンだった錣山親方(元関脇寺尾)を訪ね、体験入門もした。

 中学時代は、ほぼ毎日午前5時に起き、トレーニングを欠かさなかった。それも、力士を目指してのこと。師匠の錣山親方は「“汗をかく”資質がある。しこを18回踏めと言えば、20回は踏む子」と期待を寄せる。

 前相撲では惜しくも二番出世となったが、焦りはない。兄弟子の豊真将に化粧まわしを借りてスポットライトを浴びた新弟子は「まずはけがをしない体をつくること。5年後には十両に上がりたい」と意気込んでいる。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2010年03月24日 07:24 ]

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