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米下院、アルメニア人「虐殺」決議を可決 トルコは大使召還

2010.3.5 09:16

 米下院外交委員会は4日、「オスマン・トルコ帝国が1915〜23年に実行したジェノサイド(民族大量虐殺)でアルメニア人150万人が殺害された」と非難する決議を23対22の賛成多数で可決した。法的拘束力はなく、本会議で採決されるか否かは不明。

 大量虐殺を否定するトルコ政府は反発し、駐米大使の召還を発表。ロイター通信によると、トルコのエルドアン首相は決議がトルコとアルメニアの関係改善にも悪影響を及ぼすと懸念を表明した。同委員会は2007年10月にも同様の決議を採択した。

 ホワイトハウスによると、クリントン国務長官は同委員会のバーマン委員長に対し、決議の悪影響を事前に警告。またオバマ大統領は3日、トルコのギュル大統領に電話し、アルメニアとの関係正常化の合意文書を早期に批准するよう求めた。(共同)

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