【珍ドル＆ヲタドル図鑑】　日本一面白いピン芸人を決める「Ｒ—１ぐらんぷり」に出場した福田麻衣（２４）をご存じだろうか？　自ら「Ｂ級アイドル」を名乗り、８０年代を思わせる古いスタイルの衣装をまとって演じる一人コントが、コアなファンから注目されている。グラビアアイドルの肩書を持ちながら、お笑いの道を志す福田を直撃した。
　
よゐこ濱口からＲ−１アドバイス
——今年はついにＲ—１に出場した　

福田　お笑いにチャレンジして２年。ずっとＲ—１を目標にしてきただけに、出られたことがうれしかったですね。結果は、あと一歩で準決勝進出の３回戦敗退でしたけど。

——本番に向けた準備はどうした　

福田　テレビ番組でご一緒させてもらってる濱口（優＝よゐこ）さんに、使うネタとか演じる順番についてアドバイスをもらいました。濱口さんってテレビじゃあんな感じ（おバカキャラ）ですけど、親身になって一緒に考えてくれて、最終的にはＢ級アイドルの裏側を暴露するネタを勧めてくれたんです。例えば「Ｂ級アイドルのスリーサイズは全部デタラメ」みたいな。　

——それはＡ級、Ｂ級関係ないような…。自身のスリーサイズはＢ８５・Ｗ５７・Ｈ８３になってるけど、実際はどうなの　

福田　えっ、私ですか？　それはＢ級アイドルを自認する身ですから、もちろんウソです。実際のサイズはトップシークレットですけど。アハハハッ。　

——お笑いをやろうと思った理由は　

福田　もともと私がＲ—１を目指した理由は、恥ずかしいと思っていたエピソードを人に話した時に笑ってもらえたことだったんです。それまでは恥ずかしくて人には言えなかったんですけど、その時「お笑いはマイナスをプラスに変えられる」ってことに気付いたんです。　

原宿で貧ぼっちゃまルック
——グラドルとしては頂点を目指そうと思わなかった　

福田　それが私、グラドルという肩書を持ってますけど、実は今までにイメージＤＶＤは１枚しか出したことがないんです。グラビア撮影といえば海外だろうとパスポートも作ったのに、一度も使う機会を与えてもらってないですね（苦笑）。そうこうする間に、気付けばお笑い中心の仕事になってました。　

——お笑い路線ならバラエティー番組で大変なこともやったんじゃない　

福田　ありましたね。肌の９割が見えるようなダメージジーンズをはいて、糸と糸の間からお肉がボーンレスハムみたいに飛び出したまま街を歩いたりとか。一番恥ずかしかったのは漫画「おぼっちゃまくん」のキャラクター「びんぼっちゃま」みたいな後ろ半分がない服を着て、原宿のラフォーレ前を歩いたりもしました。　

——じゃあ、お尻はパンツ丸見えで　

福田　さすがにそれじゃあ捕まっちゃうから水着でしたけど、周りの視線は冷ややかというか何というか…。まあ、指をさされて笑われるのも無理はない格好でしたけど（笑い）。最初にこの企画を知らされた時はビックリしたけど、チャレンジがモットーなので逆にワクワクしましたね。　

——今後はグラビアをやめてお笑い一筋で　

福田　それ、お笑い路線を歩んだことで、思い掛けず第２弾イメージＤＶＤの制作が決まったんですよ！　

——ようやくパスポートを作った手間が報われる時が来た　

福田　めっそうもございません。撮影は関東近郊ですよ。だって私はＢ級アイドルですから！

ふくだ・まい　１９８５年１２月１６日生まれ、千葉県出身。プロフィル上のスリーサイズは身長１６２センチ、Ｂ８５・Ｗ５７・Ｈ８３。本人はこれをウソだと認めているが、実サイズは公表していない。普段は語尾にマイマイを付ける「マイマイ語」を駆使し、時々ファンからウザがられている。定期的に事務所のイベントでライブも敢行。詳しくはhttp://fukumaiblog.jugem.jp/