福岡県警大牟田署は23日、サッカーワールドカップ予選のチケットを転売目的で佐賀県内で大量購入したとして、同県暴力的不良行為防止条例(迷惑防止条例)違反の容疑で、福岡県大牟田市の会社経営、奥田慎也容疑者(37)=同市倉永=を逮捕した。
逮捕容疑は、2009年2月中旬、佐賀県三養基郡内のチケット販売店で、同年3月28日に埼玉県で開催されたFIFAワールドカップ南アフリカ大会アジア最終予選の日本代表‐バーレーン代表戦の指定席券4枚、自由席券104枚(計34万4千円分)を転売目的で購入した疑い。
チケットは1人4枚までしか買えず、自分の会社の社員に指示して大量購入していたという。
同署によると、インターネットオークションに出品し転売していた。同署は、多くの人がチケット購入の機会をなくしたことから、同条例を適用したという。
=2010/02/23付 西日本新聞夕刊=