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2010年2月27日 (土)

【ACT】エネルギー基本計画見直しに関するご意見の受付について(経済産業省より)

件名の通り、経済産業省ホームページに「エネルギー基本計画見直しに関するご意見の受付について」という案内が掲載されました。
http://www.meti.go.jp/topic/data/100209aj.html

「総合資源エネルギー調査会総合部会基本計画委員会のエネルギー基本計画見直しの検討に当たり、意見を広く募集します。」とあります。

参考資料として、2月9日に行われた「総合資源エネルギー調査会総合部会基本計画委員会(第1回会合)」での配付資料や、「エネルギー基本計画」見直しに当たっての論点などの資料がダウンロードできます。

締め切りは、、、
平成22年2月28日(日)18:00必着
です。
※上記期間以降も随時意見を受け付け、検討の参考とさせていただけるそうです。

メール、ファックス、郵送での応募を受け付けています。

冨田 拝


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コメント

総合資源エネルギー調査会 総合部会 基本計画委員会の第2回会合が昨日開催され、エネルギー基本計画見直しの基本方針が提示されました。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E0E6E2E1938DE0E6E2E0E0E2E3E29797E0E2E2E3
『日本のエネルギー自給率は原発を含め18%にとどまる。主要国の平均は約7割で開きは大きい。日本は資源が乏しいこともあり、政府や企業が海外で持つ資源権益を含めた新たな「自主エネルギー比率」を設け、これを現在の38%から約7割に引き上げる目標を設定した。
原発は20年までに8基増設するが、30年までは「さらなる原発の増設」との表現にとどめた。今後、現行計画の14基以上の目標を明記することを検討する。現在6割程度の稼働率についても、20年には85%、30年は「世界最高水準の利用率」に引き上げる。90%程度を想定しているという。』

これを受け、改めて「ご意見の受付」(平成22年4月7日18:00必着)が行われています。
http://www.meti.go.jp/topic/data/100324aj.html

前回の意見募集の結果も公開されました。
http://www.meti.go.jp/committee/materials2/data/g100324bj.html

原子力推進に反対の意見もありますが、反対理由が、「原子力のみに膨大な予算をつぎ込んでいるので、他の自然エネルギーの開発が遅れ」「原子力発電は、発電所建設やウラン採掘の段階で大量のCO2は排出している」「高速増殖炉路線を目指す核燃料サイクルが技術的に行き詰まりを見せていることは多くの国民の共通認識」といった的外れのものや、「放射性廃棄物の処分場が決められない」「地震による運転停止リスクがあり安全性に不透明」など、推進かどうか以前に、現状の原発として解決すべき課題が挙がるのでは、ちょっと説得力に乏しいのではないでしょうか。

変な理屈をこねて、あっさり否定されるよりは、「原発は嫌いだから反対」と正直に書かれる方が、よほど価値のある意見ではないかと思います。
感情は誰も否定できませんし、いくら有用なものでも、非常に多くの人に耐え難いほどの不快感を与えるのならば、止めるべきでしょう。

こうした嫌悪感に、全国レベルで対処するには「教育」しかないと思いますが、学習指導要領が改定され、H23年度から小学校(小4以上)で、その翌年から中学校でも原子力や放射線利用に関して指導が行われ、今月から副読本「わくわく原子力ランド」「チャレンジ!原子力ワールド」が全国の小中学校と教育委員会に配布されています。
http://www.enecho.meti.go.jp/genshi-az/pamphlet/
(反原発運動は、なぜかこの件をほとんど取り上げませんが、かなりピンチではないでしょうか。「日本は原子力発電を廃止すべし、是か非か」みたいなディベートが全国で行われ、子どもたちがインターネットで資料を集め、先生を含めみんなでそれを検証します。嘘を書いたまま放っておかれている方は、早めに対処されるのがよいかと…)

子どもの頃から慣れ親しめば、原子力への嫌悪感はいつかは消えると思います。
とは言え、今の「大人」の感情を無視してよいわけではありませんし…。

ちょうど祝島では、中国電力の説明会阻止が続いています。
「今さら話し合うことなどない」…まさに、その通りでしょう。
説明や話し合いなど、初めから望んではおられませんでした。
推進派町議、町長などに対し祝島上陸拒否は何度も行われましたし、中電の説明会ともなれば、大挙して中央公民館を取り囲み「妨害」されたのですから…。

それにしても、島民の方々が突きつけておられたプラカードは、手書きの方が良かったですね。
青地に白文字できれいに印刷されたプラカードをご老人方に渡し、叫ばせている人がいる…あまり気持ちの良い光景ではないように思いました。
「30年遅い」…その方は、30年前は松江の会社員で、労組結成や島根原発反対の運動をされてたんですよね。
上関原発のために島に戻り、反対運動に半生を捧げてこられた…それほどの方が相手なのですから、中国電力さんも、社長か、せめて副社長クラスが出てこないと失礼ではありません?

投稿: tweedle | 2010年3月25日 (木) 02時29分

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