八戸市は23日、市立市民病院で配備を進めていたドクターカーを29日から運行すると発表した。
ドクターカーは八戸市と周辺7町村で作る八戸圏域定住自立圏が連携する事業で、8市町村が運行主体となる。ドクターカー1台が市民病院で待機し、要請を受けて医師を救急現場へ運ぶ。医師は現場や待ち合わせ場所で救急車に乗り込み、搬送中に治療を開始することができる。
同病院では1年前からドクターヘリが運航中だが、ドクターカーの配備により、ヘリが飛べない悪天候時や着陸できない現場にも医師が出動できるようになる。
運行は年中無休で午前8時~午後11時までで、救命救急センターの医師17人が交代で担当する。今後、要請の状況を見て運行時間の延長を検討する。【喜浦遊】
毎日新聞 2010年3月24日 地方版