行政・くらし
「アストラムラインを佐伯区へ!!」。熱意の込もったバナー90本が並んでいる
【佐伯区】「アストラムラインを佐伯区へ!!」-。地元広島市佐伯区へのアストラムライン延伸を熱望する五日市商工会アストラムライン研究小委員会は16日、同区の通称コイン通りに、誘致を訴えるバナー90本を取り付けた。地域住民にも運動について知らせて、誘致の気運を盛り上げたい考えだ。
通りに沿って立つ街灯に取り付けたバナーは、幅60・×長さ120・。黄色の地に真っ赤な文字でアピールしている。通りに立つだけでかなり目を引く。
アストラム延伸は、公共交通機関の手薄な同区石内地域と活性化を望むコイン通りなどを中心に今春から再燃している。
市の延伸計画では、同区の北側、安佐南区の広域公園前駅(広島修道大学前)から西区の己斐峠をトンネルで抜けJR山陽本線西広島駅への連結ルート案が2002(平成14)年11月に正式決定したが、その後、表立った動きは少ない。
小委員会の延伸案は、石内バイパスとの並走などいくつかある。延伸することで周辺住民の利用増に加え安佐南区や廿日市市との出入りによる活性化も期待する。広島市西区商工センターへの延伸、環状化など夢を膨らます。
今後もあの手この手で延伸の必要性や重要性などを市や区民に訴えていく予定だ。