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2010年3月23日(火) 19:20 |
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銀行がバーチャル支店を開設
岡山市のトマト銀行が、インターネット上に23日バーチャル支店を開設しました。 中国地方の地方銀行では初めてとなるインターネット支店、どういうものなのでしょうか。
トマト銀行では、インターネット専用支店「ももたろう支店」の開設を祝ってセレモニーが行われました。 中川社長は、新しく始まるサービスに自信を見せます。 インターネットを使った金融取引にはこれまでもインターネットバンキングがありましたが、利用するためには、客は一度店舗に出向き、口座を開くことが必要でした。 しかし、インターネット支店の場合は、口座開設のため店舗に出向く必要はありません。 電話などで問い合わせに応じるスタッフはいますが、取引はすべてネット上で、また預金の預け入れは全国の銀行・コンビニのATMで行います。 平日の午前9時から午後3時までという窓口の受付時間と違い、インターネット支店は24時間365日取引が可能です。 また、定期預金の金利が店頭よりも高く設定されるなどの特典も設けられています。 銀行側はこうしたメリットで、ネット世代と言われる若者や、店舗がない地域からの顧客獲得につなげたい考えです。 全国の銀行124行のうち、インターネット支店を設けているのは、20行あまりといわれています。 今後、普及が見込まれる新世代のサービスで、不況下の顧客獲得競争が激化しそうです。
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