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開星の校長、向陽に謝罪=不適切発言で監督処分も−高校野球

開星の校長、向陽に謝罪=不適切発言で監督処分も−高校野球

 第82回選抜高校野球大会で開星高校(島根)の野々村直通監督が21世紀枠の向陽高校(和歌山)に敗れた直後に不適切な発言をしていた問題で、開星の大多和聡宏校長は23日、和歌山市内の向陽を訪れ、同校の板橋孝志校長に直接謝罪した。
 両校長は面会後に記者会見し、大多和校長は「素晴らしい試合をされたのに勝利に水を差してしまい、応援されている方々にも不快な思いをさせてしまったことに謝罪の意を伝えた」と説明。これに対し、板橋校長は「大変遺憾。21世紀枠で出場できたことに誇りを持っていたので非常に残念だが、すぐにおわびに駆けつけてくれたことは真摯(しんし)に受け止めたい」と応じたという。
 大多和校長は、野々村監督に関し「何らかの処分をしなければならないと思っている。本人によく話を聞いてから考えたい」としている。問題発言の要因については「うちの力が足りなかったことを反省しなければならないが、おごりが空回りして感情的になり、適切な対応ができなかったのではないか」と語った。
 開星は22日、向陽に1−2で敗れ、野々村監督は試合後「21世紀枠に負けたのは末代までの恥です」などと発言。23日午前、甲子園球場内の大会本部を訪れ日本高校野球連盟などに謝罪した。 (2010/03/23-20:57)


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