2010年3月23日 18時30分更新
中心市街地を活性化させるため、自治体が申請した活性化の計画に対し、政府が補助金の交付などの支援を行う制度の対象として、県内では初めて倉敷市が認定を受けました。
この制度は、「中心市街地活性化法」に基づいて自治体が申請した中心市街地の活性化の計画を政府が審査・認定し、補助金の交付などの支援を重点的に行うものです。倉敷市は、美観地区やJR倉敷駅周辺など、市の中心部の活性化につなげていこうと、ことし1月、基本計画を国に提出し、23日付けで認定を受けました。
計画の期間は来月からの5年間で、▽道路が入り組んでいるJR倉敷駅周辺の区画整理や、▽美観地区で歴史的な建物を改装したり、電線を地中に埋めたりする事業、それに▽倉敷チボリ公園の跡地に開業する予定の大型商業施設と、倉敷駅南側の商店街が連携して集客をはかる事業など、55の事業が盛り込まれています。
倉敷市では「これまで個別に集客をはかっていた市中心部の各地区、施設が一体となって魅力の向上に取り組むことで、より多くの人が訪れるまちを作っていきたい」と話しています。