社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は23日の参院予算委員会で、米国の核による抑止力について「閣僚としては内閣の考えに従う」と述べた。佐藤正久氏(自民)への答弁。
同党は核兵器の廃絶を掲げている。福島氏は「閣僚としての発言は差し控えさせていただく」と明言を避けたが、佐藤氏は納得せず、審議が中断。福島氏は「党の見解とは違うし、変えない」としつつ、内閣の方針には従う考えを示した。福島氏は12日の参院予算委でも、佐藤氏から「自衛隊は合憲か」と問われ、「内閣の一員としては内閣の方針に従う」と述べ、閣僚として自衛隊を合憲と認めた。【鈴木直】
毎日新聞 2010年3月23日 21時56分