2010年3月21日 19時35分 更新:3月21日 22時26分
発達した低気圧の影響で、日本列島は21日も東日本を中心に強い風に見舞われた。気象庁によると、千葉市で午前5時前に38.1メートルの最大瞬間風速を観測。この日は全国で黄砂が観測された。黄砂の観測は関東以北全域や東海地方の一部では今年初めて。22日は明け方ごろまで北日本を中心に強い風が続き、気象庁は注意を呼びかけている。
気象庁によると、千葉市以外では、東京都江戸川区で35.2メートル、八王子市で33.8メートル、千代田区で29.2メートルの最大瞬間風速をそれぞれ観測した。北海道旭川市では午後1時過ぎに最大瞬間風速34.1メートルと観測史上最高を記録した。
中国大陸で巻き上げられた砂が飛来する黄砂は西日本を中心に観測。静岡県御前崎市などで視界が2キロ未満まで落ち込み、関東地方では千葉市で5キロ、千代田区で8キロまで下がった。
東京電力によると、東京都足立、葛飾区で延べ2700世帯、多摩地区で延べ50世帯、千葉県全域で延べ3万3000世帯が停電した。