みなさん、おはようございます(*^▽^*) いまはam10:30、自宅で更新しています。3連休も終わり、次の連休はGWまでお預けとなりますけど、如何お過ごしでしたか?私はいつも通り、、3日間スーツ着て活動していました(°∀°)b (…結局のところ、政治活動が好きでタマラナイんですよね。)
上の写真で手にしているのは「2010年度予算書」。明後日の予算委員会討論・採決までにはその方向性を決めなくてはなりません。ここ1ヶ月近く会合がある度に市民のみなさんのご意見を伺ったり、メールマガジンにて問いかけたり、先週末からも会合等を開き、屈託のない意見交換を繰り返してきまして、ホボ私の考えは決まりました。
特に、
①2010ヒロシマオリンピック招致検討
②旧広島市民球場跡地活用
③秋葉市長の海外出張
④折り鶴の保存・展示(折り鶴の永久保存と秋葉市長選挙公約の折り鶴ミュージアム建設構想)
⑤若草町再開発事業(民間事業に20億円の市債発行)
等々が注目されているのですが、①に関しては検討するのはいいとしても、2300万円もの予算を投じて検討を外部委託するのではなくて、わざわざ組織再編して構成した「オリンピック招致担当」部課の職員が知恵を出し合い、議論を積み重ね、そして議会にもその過程を示した上で喧々諤々して、「これなら!」というある程度の結論をもって、間に合うのであれば6月か9月の議会へ補正予算として計上し、市民への理解を求め、最終的に「市民も議会も共に!」という盛り上がりを醸成させることが大切なんだと思います。
今回の唐突ともいえる「オリンピック」というアドバルーンは、こうした民主的な手続きを大きく排除した市の提案であり、いかなる崇高な理念があるとはいえ、「市民不在」の事業計画であり、「市民益」という観点での優先順位としてもどうなのか?
わが国の民主主義は、市の最高権力者である市長の「理念や主張」をそのまま市民が受け入れざるを得ない、、ようなシステムにはなっておらず、その為にこそ私たち広島市議会が存在しているってことを、改めてその権能発揮を示すときかもしれません。
①については、要は「検討」はどんどんされたらいいと思う。しかし、それは今ある部課の人件費で対応して頂きたい。 という考えです。
②に関しては、これまでも当ブログで何度も何度も書いてきましたが、今回の予算案には「旧球場の解体費」が入っています。これまで幾度もブログで述べてきたことは省略しますが、私はこの跡地利用に関しては
○いったいどんな緑地公園になるの?
○回遊性計画であったり、中心市街地の動線計画や活性化計画はどうなるの?
○そしてそして、商工会議所ビルの移転問題、PL教団の移転問題、護国神社駐車場の移転問題の解決は?
といった議会をはじめ多くの市民の「??」に広島市は応えていない!であるのに秋葉市長は「多くの市民の賛同は得られている」と言い張っておられるあたり、市民見解と大幅に乖離した部分があることは否めません。
上記の「?」に市が明確な根拠も説明も果たせていない現時点で、「旧球場解体」予算を認めてしまうことがあってもいいのか?私はそう思っています。この予算案に関しても①と同様、もっと誠実に明確なものを市民や議会に示せるようにして補正予算として計上してくるべきだと思っています。それこそが当たり前の民主的手続きでしょう。。
③に関しては、今回の予算案に計上してある市長の海外出張、
○アメリカ NPT再検討会議等への出席 766万4千円
○ロシア 平和市長会議への賛同・協力依頼 683万2千円
○アルゼンチン AFSピースフォーラム等への参加 814万7千円
計 2,264万円なんですが、この出張を止めてでもオリンピック招致検討できそうなものなのですが余談はいいとしても、このご時勢で全てファーストクラスで出張されるのはおいておいても、市民益を絶対的に追及すべき市長活動の優先順位からしてどうなのでしょうかと。今年度も計6回海外出張にいかれています。
平和市長会議の活動自体、私は賛同する議員ではありますが、そのやり方であったり、事業の優先順位からしてみれば「如何なものか…」と当たり前の市民感覚で感じます。
NPTにしても、これは国家事業であり一自治体がどうこういうものではありませんし、外務省との連携が図れてこその「有意義」な活動となります。また予算委員会でロシア・アルゼンチン出張に関しての議員からの質問に対して、市当局は答弁になっていませんでした。これは私の政治判断に大きく影響します。
④ですが、これは折り鶴の永久保存展示と市長の選挙公約でもある「折り鶴ミュージアム」構想についての予算なのですが、広島市が永久保存しようとしようとしている折り鶴は「原爆の子像」に寄せられるものだけであり、その他平和公園内にいくつもある慰霊碑に寄せられた折り鶴は風雨にまみれて野ざらし状態となっています。
折り鶴に込めた願いに差異はあるのか?また、現在保存してある膨大な折り鶴は保存とはかけ離れた状態で、ビニールに詰め込まれ放置してあるのが実情であり、その保管だけで市民の税金は使われています。やはり、折り鶴は鎮魂の意味も含めて8月6日に行事として燃やすことが現実的だと思いますし、折り鶴再生紙として原爆資料館のチケットや絵葉書として再利用するとか知恵を出したほうが賢明と思います。
また、市長の選挙公約である折り鶴ミュージアムについては「何故、残り任期が1年となったこの時期に??」と思うんです。市長を辞める・再選するは関係なくて、やはり公約であるならば再任された初年度に計画を出すべきでしょう。今、検討費を出すことは場合によっては公金投入を無意味化します。
市長とすれば「公約を果たそうとしたが議会に阻まれた」と仰りたいのだと思いますが、この時期に出してくることこそがパフォーマンスでしかないのです。
⑤に関しては先日も書きましたので省略します。
以上、長々書きましたが、こうした私の考えが議会判断として全て現実するものでもないんです。それは、市が提出してきた原案、そして議員が提出する修正案というものがあるのですが、どちらにせよ議員の過半数を獲得するためには小さな会派は最大公約数を選択するしかなく、譲歩すべき事項が必ず派生するからです。
私の上述した見解をそのまま修正案として出すには、私が大きな会派の議員として意見をまとめ、そして議会として議決をとるという一種の「数の力」がどうしても必要だからです。
こうした様々な矛盾と現実的なハードルに直面しながら、一議会人としてどういった判断を最終的に下すか。。
またご報告いたします☆