小松基地のデータ流出 盗難か、外部でCD発見航空自衛隊小松基地(石川県小松市)で2年前、管制隊の業務用データのコピーが持ち出され、基地の外で見つかっていたことが22日分かった。航空自衛隊が明らかにした。 データをコピーした記憶媒体が基地からなくなっていたことも分かり、小松地方警務隊が窃盗の疑いもあるとみて捜査。情報流出の事実を公表しなかったことについて、空自は「調査中のため控えていた」と説明している。 空自によると、2008年3月19日、小松市の県税事務所のトイレに「航空自衛隊小松基地」と印刷された封筒があるのを清掃員が発見。中にCD1枚があり、空自で調べたところ、小松管制隊の業務用データの一部がコピーされていた。 同管制隊のデータを記録した記憶媒体などを調べたところ、ほかにUSBメモリー3個が保管場所からなくなっていることが分かった。 空自は「データの詳細は明らかにできないが、防衛機密ではない」としている。 【共同通信】
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