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武藤&西村タッグ出馬の可能性も

2010年03月22日
スポーツ

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 今夏の参院選に、全日本プロレス所属のプロレスラー西村修(38)が国民新党から出馬の意向を固めていることが21日、分かった。西村はこの日の全日プロ両国大会で「夢を実現させるためにしばらくの間、リングから遠ざかる決断をした」と詳しい理由は明かさずに突然プロレス休業を宣言した。22日にも決意表明する予定で、マット界きっての頭脳派レスラーが政界にチャレンジすることになる。 (本紙取材班)

西村「夢を実現させるためにリングから遠ざかる決断をした」

場内に衝撃が走ったのは試合後だった。マイクを手にした西村は「60億の地球上の皆様、お伝えしなければならないことがあります。ずっと思い続けていた夢がある。その夢を実現させるためにしばらくの間、リングから遠ざかる決断をした」と口にしたのだ。実は謎の休業宣言の裏で政界への挑戦を決意していた。
 複数の関係者によれば、西村は国民新党から比例代表での出馬が濃厚とみられている。当初、国民新党は全日プロ社長の武藤敬司(47)にラブコールを送り、先月上旬には国民新党の亀井静香代表(73)と武藤の会談も行われた。武藤は出馬意思はないことを明かし、この日も「オレは出ないよ」と話していたが意味深に“オレは”を強調。国民新党側は武藤と並行し、“マット界の伝道師”といわれる個性派の西村にも白羽の矢を立てたようだ。
 西村は1998年、新日本プロレスに所属していた26歳の時にがん(後腹膜腫瘍)を患い、闘病生活の中で人生観が大きく変化した。社会福祉・医療問題に関心を持った。また世界中を旅する中で平和や国際問題にも取り組み、がん克服後はリング内外で問題改善を訴えていた。
「西村選手は非常にクレバーで哲学者。含蓄のある言葉で重みや説得力がある。まさに選挙の演説にはうってつけですよ」と政界関係者。
 西村本人は試合前、参院選出馬の可能性について「これまで何度かそういう話をしていただいたことがあるが、お断りしてます」と否定したが、リング上で休業宣言したということは政界転身へのハラを決めたようだ。
「国民新党の亀井代表は選挙の戦い方は知り尽くしているだけに西村選手も知名度と独自の政策をうまくアピールできれば、十分に戦える」(永田町関係者)。参院選は政局の重要なキーとなるだけに西村には獅子奮迅の活躍が求められるワケだ。

馳議員は武藤の逆転出馬の可能性を指摘

 一方、自民党の「みんなで行こうZE!!」の全日プロ観戦ツアーをナビゲートした自民党の馳浩衆院議員(48)はこの日、武藤が出馬否定したことに「プロレスラーのしゃべっていることはどこまで本当か(笑い)。全日本プロレス同様、武藤社長がどうするかは分からない」と再び武藤の逆転出馬の可能性を指摘。武藤&西村のタッグ出馬の芽も残っており、今後の動向が注目される。
(2010年3月23日付 大阪スポーツ特別版から)

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