サッカーW杯:北朝鮮がスワジランドに「図々しい」要求!?

「キャンプを行う条件としてカネをよこせ」

 北朝鮮サッカー代表が、ワールドカップ(W杯)が開催される南アフリカ共和国の隣国スワジランドでキャンプを行う条件として、190万リランゲニ(約2350万円)を要求したのに対し、スワジランドから拒否されていたことが分かった。

 スワジランドの日刊紙『スワジ・オブザーバー』は17日、フロブシレ・ウンドロブ体育文化青少年相のコメントを引用し、W杯本戦進出国の一つがキャンプを実施する条件として190万リランゲニを要求したが、これに応じないことにした、と報じた。ウンドロブ大臣は国の名前には言及しなかったが、同紙は北朝鮮だと明示した。

 通常ならキャンプを行う側が現地に費用を支払う、という慣例からすると、これは実に図々しい。北朝鮮が要求したという190万リランゲニが、交通や宿泊・食事の費用を換算したものなのか、それとも別途に現金を要求したのかは、明らかになっていない。

 一方で北朝鮮は、来月14日にナイジェリア代表チームと平壌で評価試合を行う予定だ。しかし、ナイジェリア紙『コンプリート・スポーツ』が報じたところによると、ナイジェリアチームの飛行機代の負担をめぐり双方が対立しているため、実現できるかは不透明だという。評価試合では、招待した側が交通費を負担するのが原則となっているが、北朝鮮はナイジェリア側に飛行機代を負担するよう要求している、と同紙は報じた。

チョン・ビョンソン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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