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【茨城】

コミケ“水戸ジャック” 同人誌販売など 各地でイベント

2010年3月22日

同人誌の即売会会場へ入る人の列=水戸市で

写真

 まんが同人誌の大規模な展示即売会「コみケッとスペシャル5in水戸」が二十一日、水戸市内の十三会場で始まった。漫画やアニメの登場人物に扮(ふん)した「コスプレーヤー」や、同人誌やオリジナル商品を求める人たちが全国から詰め掛け、即売会場などは大混雑、合計一万五千人の来場者でにぎわった。二十二日は午前十一〜午後四時まで行われる。  (堀尾法道)

 同市泉町の伊勢甚泉町北ビル前では、最長で四千人が行列をつくった。会場内では、七百五十のサークルが同人誌や写真集、キャラクターグッズを販売。人気の高いサークルは、買い求める人の列が上の階にまで及んだ。大阪市の主婦(32)は「お客さんに(販売した本を)かわいいとか言ってもらえてうれしかった」と笑顔。水戸芸術館にはコスプレーヤーが集合。音楽ソフトのキャラクターになりきった「詩藍(しあ)」と名乗る水戸市の女性会社員(23)は「衣装や小道具を作るのに数カ月かかりました」と話し、写真撮影に応じていた。

 オリジナル商品を販売した南町自由広場では、美少女キャラクターをプリントした梅酒百六十本が三十分で完売。干しいもも五百個が売り切れた。店員の後藤はるなさん(22)は「列が途切れない。一人でいくつも買う人が多かった」と驚いていた。

 

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