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福岡切断女性 顔見知り人物とトラブル?

切断遺体が見つかった事件で、現場検証が行われた諸賀礼子さんの自宅アパート
切断遺体が見つかった事件で、現場検証が行われた諸賀礼子さんの自宅アパート
Photo By 共同

 福岡市西区の能古島の海岸で会社員諸賀(もろが)礼子さん(32)=同市博多区=の切断遺体が見つかった事件で、諸賀さん方の窓ガラスが内側から割れていたことが18日、分かった。室内には物色されたような形跡もなく、西署などの捜査本部は、諸賀さんが5日夜に帰宅後、顔見知りの人物を部屋に上げ、事件に巻き込まれた可能性もあるとみて調べている。

 捜査本部は18日、死体遺棄・損壊容疑で諸賀さんの自宅アパートを現場検証し、室内に微量の血痕などが残っていないか詳しく調べた。捜査関係者によると、割れた窓ガラス付近でゴルフバッグが転倒した状態で放置されていた。誰かともみ合うなどした際に倒れ、ガラスが割れた可能性があるという。

 また、室内には土足で侵入したような跡や明らかな血痕はなく、金品を物色したような形跡もなかった。財布や通帳、会社から与えられた携帯電話も残されていた。

 個人用携帯は発見されていない。このため、捜査本部は、個人用の通話状況を照会したところ、相手が不明なものはなかった。

 こうした状況から、捜査本部は、顔見知りら交友関係を中心に捜査。諸賀さんは会社から帰宅した際、事件に巻き込まれ、別の場所で遺体を切断された疑いが強いとみている。

 また、捜査本部が遺体の切断面を調べた結果、刃先が鋭利なものと、のこぎりのようなものと、2種類の刃物が使われた可能性が高いことが新たに判明した。

 捜査本部によると、諸賀さんは5日午後7時ごろ、勤務先の医薬品卸会社を出た後、連絡が取れなくなった。通勤用の車はアパート近くの駐車場に止めてあった。15日に博多湾に浮かぶ能古島の海岸で、下腹部から大腿部までの胴体の一部が見つかった。

 能古島は諸賀さん宅から直線距離で約11キロ。潮や風の影響によって博多区など市街地側から流れてきたゴミなどが漂着しやすいことから、切断された遺体は諸賀さん宅付近の岸から遺棄された可能性もある。

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