(cache) 首相が現行計画の変更に期待 普天間、米側は幅広い考え - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 首相が現行計画の変更に期待 普天間、米側は幅広い考え

     鳩山由紀夫首相は21日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、米政府がキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)に県内移設する現行計画の履行を求めていることに関し「米側は頑固に現行案がベストだと思っていると思うが、それだけにはとらわれない幅広い考え方を持ち合わせていると思う」と述べた。都内で記者団の質問に答えた。

     現行計画の変更容認に強い期待感を示した発言だ。しかし米側が地元同意のない案を提示されても交渉に応じない姿勢を伝えたことで、首相は5月までの決着に向け厳しい判断を迫られそうだ。

     米側はシファー国防副次官補が17日、下院外交委員会アジア・太平洋小委員会の公聴会で現行計画が最善との立場を強調する一方、代替案について「日本の決定を待つ」と表明している。

     首相は記者団に「米側がどういう対応をするのかは承知していない。これからわれわれの考え方をまとめ、米国に理解を得られるように努力する。すべてはこれから理解を求める作業で、まだスタートもしていない状況だ」と強調した。

     政府案の取りまとめを目指し、首相は23日に平野博文官房長官、岡田克也外相、北沢俊美防衛相ら関係閣僚と協議する予定。

      【共同通信】