昼間割引、月末打ち切りも 首都、阪神高速会社に焦り首都高速、阪神高速で平日に導入されている「昼間割引」をめぐり、4月近くになっても国土交通省が2010年度の予算措置をするかどうかの判断が示されず、両高速道路会社がやきもきしている。予算措置が見送られた場合、早ければ今月末にも割引打ち切りを迫られる可能性があり、利用者への周知期間が足りなくなるからだ。 国交省は6月にも高速道路の上限料金制を導入するため、昼間割引を含めた高速道路の割引制度の抜本的見直しを検討している。両高速の昼間割引は、朝夕ラッシュ時の渋滞緩和のため、社会実験として実施。比較的空いている時間に交通量を誘導する目的で、首都高速は午前11時から午後3時までを1割引きなどとし、阪神高速でも午前11時から午後4時の1割引きなどがある。 現行の割引制度には、国が財源を事実上肩代わりして実施している「休日上限千円」などもあるが、首都、阪神の昼間割引は年度ごとに予算を措置して継続してきた。 【共同通信】
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