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政治

民主「言論封殺」批判やまず 小沢氏の顔色見て「功名争い」 (03/20 15:52)

 小沢一郎幹事長ら民主党執行部を批判し、解任が決まった生方幸夫副幹事長は19日、党の処分が「あまりに乱暴」として反論を繰り返した。党内の結束を優先する執行部は批判封じ込めに躍起だが、自由に論議する「民主党らしさ」が失われたとの懸念は広がる。求心力回復へ引き締めを図るほど、世論への印象を悪くする悪循環に陥りつつある。

 処分が「言論封殺」だとの疑問は閣内からも相次いだ。連立を組む国民新党代表の亀井静香金融担当相は「うちの連中はしょっちゅうおれを批判している。それでいちいち首を切ったら、何個首があっても足りない」と皮肉った。あまりの反響の大きさに、強気だった党幹部は「生方は一晩でスターになったな」とぼやいた。

 生方氏の批判的な言動を小沢氏が快く思っていなかったことは間違いないが、解任という強硬手段を指示した形跡はない。中堅議員は「功名争いというか『忖度(そんたく)政治』。小沢氏の意をくんで、手柄を上げようと幹部が勝手に動いている」と冷ややかに語った。<北海道新聞3月20日朝刊掲載>

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