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「事実誤認あるのでは」小林千代美氏、捜査に疑問

  • 2010年03月22日 22時04分
  • 提供元:読売新聞
 「私に対し、法的な責任を問うものではない」――。
 陣営幹部が昨年8月の衆院選を前に、北海道教職員組合(北教組)から1600万円を違法に受け取ったとして起訴された22日、小林千代美衆院議員(41)は記者会見の席で、札幌地検の捜査に「事実誤認もあるのでは」と不満を述べ、議員辞職しない意向を明らかにした。北教組から今後も支援を受けるのかと追及された時は、同席した民主党北海道連の幹部が「今後も(協力を)進めていく」と答えただけで、“労組丸抱え”と批判された選挙を反省する言葉はなかった。
 この日、「小林ちよみ合同選挙対策委員会」の資金管理統括だった木村美智留容疑者(46)ら2人が政治資金規正法違反で起訴されたことを受け、小林氏は午後7時半から、札幌市中央区の民主党北海道連の事務所で会見に臨んだ。
 グレーのスーツ姿の小林氏は手元のメモに目を落としながら「政治に対する不信感を与えたことを心からおわびします」と陳謝したが、「私に法的な責任を問うものではない」とも述べ、事件への関与も「存じておりませんでした。報告も受けていません」と、これまでの主張を繰り返した。
 さらに「(地検側の)事実誤認もあるのではないかと思う」と捜査への疑問も口にし、報道陣に真意を問われて、隣に座った道連の佐野法充幹事長が「裁判の中で明らかになっていくことだ」と割って入る場面も。
 労組依存の選挙体質に関する質問には、小林氏は「選挙は多くの方の支援によって行われる」という一般論を述べただけで、再び佐野幹事長が「支援いただいているのは事実だが、丸抱えではない」と反論した。
 小林氏は会見を約30分で切り上げて席を立つと、ホッとしたようにほおを緩めていた。

読売新聞


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