2010年3月22日 19時6分更新
日本人の死因の第3位で、寝たきりなどの後遺症や再発のおそれもある脳卒中について考えるフォーラムが、22日、岡山市北区の岡山コンベンションセンターで開かれました。
このフォーラムは、1年間にわたって「脳卒中防止キャンペーン」を行ってきたNHK岡山放送局と、国立循環器病センターが共同で開いたもので、専門家が脳卒中の予防方法や最新の治療法を紹介しました。
このうち、滋賀医科大学の宮松直美教授は、脳卒中は予防可能な病気だとしたうえで、高血圧や喫煙、それに過度の飲酒など脳卒中のリスクを高める要因をしっかりとコントロールしていくことが重要だと指摘しました。
また、フォーラムの後半では脳こうそくを発症した経験がある歌手の西城秀樹さんが自身の体験を語りました。
この中で西城さんは厳しかったリハビリを振り返りながら「絶対によくなるんだという前向きな気力が必要。そうすればかならず結果が出てきます。周りの方も長い目で見守ってあげて欲しい」と述べて、前向きな気持ちと周りのサポートの大切さを訴えていました。