兵庫県西宮市の甲子園球場で開催中の第82回選抜高校野球大会で22日、1回戦敗退した開星高(島根)の野々村直通監督(58)が試合後「21世紀枠に負けて末代までの恥」などと不適切な発言をし、関係者に波紋を広げた。日本高野連の小森年展事務局長は「事実関係について調査したい」と発言の趣旨を確認する意向を示した。
同監督は、21世紀枠で出場した向陽高(和歌山)に1−2で敗れた後のインタビューで「やめたい。腹を切りたい。死にたいですね。もう野球をやめたい。こんな恥をかくことは二度としたくない。野球の話ももうしたくない」などと問題発言を繰り返した。
21世紀枠の出場は、昨秋の都道府県大会で好成績を残した学校を対象に、地域への貢献活動など競技以外の活動を考慮し、選考している。
島根・開星高の野々村直通監督
「こんな試合しかできないのは監督の能力が足りないということ。やめたい。腹を切りたい。死にたいですね。もう野球をやめたい。こんな恥をかくことは二度としたくない。野球の話ももうしたくない」
日本高野連・小森年展事務局長
「直接聞いていないので分からないが、そういう発言があったのかどうか、事実関係について調査したい」