枯死する被害も相次いでいるデイゴの保全について意見交換した国際シンポジウム=13日、石垣市健康福祉センター
【石垣】御嶽など信仰の対象としての樹木や森林の保全について考える国際シンポジウム「消えゆく沖縄のリュウキュウマツとデイゴを救え」が13日、石垣市健康福祉センターで開かれ、韓国の樹木保全の実例の紹介やデイゴヒメコバチの被害の現状などをテーマに9人が講演した。
韓国箕青山植物園研究所所長の姜基縞(カンギホ)氏は韓国の松食い虫防除の成功事例として「韓国では国会で特別法を作ったり、森林関係に多額の予算が付けられ、都市景観や街路樹管理など雇用創出にもつながっている」と国挙げての取り組みを紹介した。
一方、NPO花と緑の石垣島が取り組む「石垣島デイゴ再生プロジェクト」や、竹富島で有志を中心に立ち上がった「竹富島のデイゴを救え」プロジェクトが活動発表したが、民間やNPOの活動では資金の確保などで苦労していると訴えた。
県企画部森林資源研究センターの生沢均、喜友名朝次の両氏は、2006年ごろから県内に広まったデイゴヒメコバチの被害と防除対策について発表。国内では植樹への予算は多いが、成熟した樹木の支援が不十分な現状も指摘した。
県立芸術大学教授の波照間永吉氏は古い文献から御嶽の植物と信仰の関係を読み、「御嶽を守ることは島の景観を守る問題につながる」と述べた。
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