新潟にプロ野球チームを 招致委員会発足へ

 プロ野球の準本拠地化を目指す新潟市内の県立野球場「ハードオフ新潟」(HARD OFF ECOスタジアム新潟提供)
 プロ野球の準本拠地化を目指す新潟市内の県立野球場「ハードオフ新潟」(HARD OFF ECOスタジアム新潟提供)

 新潟県や県内のアマチュア野球界、経済界などが、プロ野球チームの招致委員会を発足させる。当面は特定の球団に新潟市を準本拠地としてもらい、年10試合程度の公式戦開催が目標。10年の公式戦4試合とオールスター戦で集客実績を挙げることに力を注ぐが、集客力やスポンサー企業集めが課題だ。

 活動のきっかけは09年7月、県内で13年ぶりに開催された公式戦。舞台の県立野球場「ハードオフ新潟」(新潟市)は完成したばかりで、中堅122メートルで両翼100メートル、収容人員3万人を誇る。

 県野球協議会の中野久事務局長は、07年に始まった新潟など6県でのプロ野球の独立リーグ「BCリーグ」の存在や昨夏の甲子園での日本文理高校準優勝と相まって「県内の野球熱が高まった」と話す。

 県民から「球団が固定されないと応援の機運が盛り上がらない」との声もあり、球団誘致の動きが加速。県や新潟市も球場の有効活用や経済効果を見込めると賛同した。

 招致委員会の設立総会は24日で、セ・パ12球団に定期的な公式戦開催を働き掛けるとともに、球場をファンでいっぱいにするため、チケットの販売促進に力を入れることなどを協議。

(2010年3月22日)

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