グローバル情報＝トヨタのハイブリッドカー、米で特許侵害で訴えられる
2009/09/04 11:04
トヨタ自動車
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が米国で特許侵害の申し立てを受け、プリウスやその他のハイブリッドカーの米国への輸出が禁じられる可能性がある――ブルームバーグが４日に伝えた。
訴えを起こしたのはハイブリッド・エンジンなどを手掛けるペイス社（米・フロリダ州）。同社は３日、米国際貿易委員会（ＩＴＣ）にトヨタが同社の特許を侵害していると申し立て、該当の特許技術を使用したトヨタ車の米国への輸入差し止めを請求した。
ペイスは２００５年にトヨタの「プリウス」「ハイブリッド・ハイランダー」「レクサスＲＸ４００ｈ」が動力伝達装置に関するペイスの発明を使用しているとの訴えを起こして勝訴した。今回は、「ハイブリッド・カムリ」「第３世代プリウス」「レクサスＨＳ２５０ｈ」「レクサスＲＸ４５０ｈ」が同種の特許を侵害していると主張しているという。
ブルームバーグは、自動車業界の市場調査会社オートパシフィック（米・カリフォルニア州）のアナリスト、エド・キム氏のコメントとして、「市場におけるトヨタのハイブリッド車の勢いを考えると、同社のハイブリッド車の販売が停止する事態になるとは考えにくい」と伝えている。同氏は「トヨタは先を見通すことに非常にたけている。同社がこの種の事柄を予見し、準備をしてこなかったとしたら、むしろ驚きだ」との見方を示している。
トヨタの株価は午前１０時４６分現在、１０円安の３８４０円となっている。
提供：モーニングスター社