2011年3月に全線開業予定の九州新幹線鹿児島ルート(博多―鹿児島中央)のレール締結式が22日、JR熊本駅(熊本市)で開かれた。04年に先行部分開業した新八代(熊本県八代市)以南の区間と合わせ、全長約257キロのルートが1本につながった。来賓代表としてあいさつした熊本県の蒲島郁夫知事は「九州全体の発展につながる」との期待を述べた。
締結式には、沿線自治体の首長、国会議員らが参加。午前11時40分ごろ、ボルトをレンチで締め最後のレールがつながった。工事関係者が締結区間を検査、清めた後、参加者の拍手のなか、工事車両がレールの上を走った。今後は地上設備の検査を実施し、秋にも実際の車両の走行実験に入る。
全線開業後は博多―鹿児島中央駅間の所要時間は約1時間20分と現在よりも50分程度短縮される。山陽新幹線に直通する「さくら」号の運行も始まり、新大阪―鹿児島中央間は約4時間になる。
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