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【社会】

生徒ら200人の情報流出 長崎、中学校長のパソコンから

2010年3月22日 19時38分

 生徒らの個人情報流出について陳謝する長崎市教委の鈴木徹学校教育部長(右)ら=22日午後、長崎市役所

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 長崎市教育委員会は22日、市立江平中学校の男性校長(51)の自宅パソコンから、同校の全校生徒と2006〜08年度の卒業生計約200人の氏名や住所、電話番号などの個人情報がインターネットに流出した可能性があると発表した。情報を悪用した被害は現時点では確認されていない。

 市教委によると22日、生徒らの個人情報が流出しているという書き込みがネットの掲示板にあることが分かった。市教委が校長に問い合わせたところ、ファイル共有ソフトを使用してソフトをダウンロードした際、ウイルスに感染。ウイルスにより情報が流出した可能性が高いことを認めた。

 市教委は個人情報を紙の資料や電子データで校外に持ち出さないよう指導していたが、校長はUSBメモリーに入れて持ち帰り、自宅でも仕事をしていたという。

 市教委の鈴木徹学校教育部長は「管理する立場の校長自らが情報を流出させたのはまことに遺憾」と陳謝した。

(共同)
 

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