外資誘致不振、迷走する松島(上)
米ゲール社など開発企業による外資誘致は計画のわずか1.6%、仁川市に土地売却へ
「安値で土地を購入し、金になるマンション建設に重点」
ベッドタウンに転落する恐れも
仁川・松島国際業務団地の開発を推進するに当たり、米国のゲール社とポスコ建設が共同で松島国際都市開発有限会社(NSIC)を立ち上げたが、外資の誘致が思うように進まず、仁川市が土地を再び買い取って第3者に売却することにした。
仁川市の関係者は14日、「外資系企業を誘致して進める計画だった開発事業は、当初の計画に比べ、現時点で1.6%しか進んでいない。そのため、NSICに売却した12万平方メートル(約3万6300坪)から14万平方メートル(約4万2350坪)の土地を再び買い取り、第3者に売却して開発を進めることにした」「現在、NSICと契約内容の変更に向けた話し合いを行っており、早ければ今月中に契約書が書き換えられる見通しだ」と述べた。NSICは外資誘致を行うことを前提に、安値で松島国際業務団地の土地を購入したが、結果的に収益性の高いマンション事業しか行っていない状況だ。
- 仁川経済自由地域内の松島国際業務団地の全景。右側には地上68階の東北アジアトレードタワーが見える。最近、仁川経済自由区域庁は松島国際都市開発有限会社(NSIC)による外資誘致の状況が思わしくないことから、NSICに売却する土地を買い取って第3者に再び売却し、開発を進める方針を決めた。/写真=朝鮮日報DB
■松島開発事業で外資誘致進まず
仁川市は2009年まで5回にわたり、333万平方メートル(約100万坪)以上の土地を、総額8667億ウォン(約695億円)で売却した。当時、NSICは国際業務団地造成事業に必要な総事業費24兆4000億ウォン(約2兆円)の51%、あるいは30億ドル(約2700億円)を海外から調達することを約束していた。
しかしNSICは2009年6月の時点で、当初の開発計画(218万平方メートル)のわずか16%に当たる35万平方メートルしか工事を着工していない状況だ。海外からの直接投資も、計画の1.6%に当たる3350万ドル(約30億円)にとどまっている。
このようにNSICによる開発や事業が一向に進まないことから、仁川市は昨年NSICに売却した土地のうち、23万4330平方メートルを公示地価のおよそ70%で買い戻すことにした。この条件で仁川市が土地を買い取る場合の資金は、およそ5000億ウォン(約400億円)に上り、3.3平方メートル(1坪)当たり706万ウォン(約57万円)ほどになる。この土地の当初の価格は850億ウォン(約68億円)で、3.3平方メートル当たり120万ウォン(約9万6000円)に過ぎなかったため、NSICは4000億ウォン(約320億円)の差益を手にすることになる。これについては昨年末、監査院が特恵になる可能性があると指摘したことから、仁川市とNSICは土地価格を大幅に引き下げたが、それでもこの金額だ。
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