ロッテラーメンが発売当初から注目されたワケ(下)
辛格浩会長は、ロッテラーメンの発売を前に、「『ロッテ』という名称をつけるのなら販売網を拡大せよ」と指示したという。ロッテラーメンはほかのPB商品とは異なり、ロッテスーパー、ロッテ百貨店、セブンイレブン、ロッテ・ドットコム、ロッテ・アイモールでも販売されている。
7日、ロッテマート・ソウル駅店ではめん類コーナーに5個入りパックの農心辛ラーメンとロッテラーメンが陳列されていた。その数は、農心の辛ラーメンが216個で、ロッテラーメンは432個だった。
売り場の周辺には、「37年ぶりにロッテラーメンが復活」という看板が設置され、ロッテラーメンのほうが辛ラーメンよりも目立つように陳列されていた。価格もロッテラーメンのほうが70ウォン(約6円)安い。
ロッテマートは「ロッテ流通チェーン内でのみ販売されているため、販売量は農心とは比較にならないが、販売1カ月で辛ラーメンに次ぐ2位につけた」と語った。
ロッテマートで1月30日から今月3日までに販売されたロッテラーメンは20万個に上り、これまで2位だった三養ラーメン(三養食品)と3位の安城タンメン(農心)を追い抜いた。農心側は、「ロッテラーメンについてコメントすることはない」としている。
■大型スーパーでラーメンの値下げ攻勢
「ラーメン戦争」は1カ月が経過し、「兄弟間の争い」から大型スーパー間の競争の様相を呈している。Eマートは今月4日から、辛ラーメン1箱(20個入り)を従来の価格よりも9%値下げした、1万630ウォン(約850円)で販売している。また三養ラーメンも、5個入りパックを20%値下げし、2650ウォン(約210円)で販売している。
辛ラーメンはこれまで1度も値下げしたことがなかった。ところが今回、Eマートが値下げすると、ロッテマートもすぐさま対抗し、辛ラーメンと三養ラーメンをEマートと同じ価格で販売した。またホームプラスも4日から、辛ラーメンと三養ラーメンの価格をEマートより20ウォン(約1.6円)安く設定した。
Eマート側は、「イベント前に農心から通常に比べ9-10倍の量を確保した。値下げすると、辛ラーメンの販売量が通常の8倍程度に伸びた」と説明した。ロッテマートも「毎日夕方になると、辛ラーメンが売り切れてしまう」と話した。
Eマートの関係者は「今回のイベントを通じて、辛ラーメンも価格を引き下げることができるという点を消費者に示した」と述べた。一方、農心側は「流通業界の争いで辛ラーメンが話題になっただけのこと。特にコメントはない」としている。
ハン・ギョンジン記者
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