Kリーグは19日、全州ワールドカップ競技場で城南－全北の試合が行われ、1－1で引き分けとなった。両チームは昨年、Kリーグ王者を決めるチャンピオン決定戦でも対戦したが、全北が2試合の合計を3－1とし、球団創設以来の初優勝を飾った。

　今回、その雪辱を果たしたい城南は、前半2分に先制。全北GKがDFとの連係ミスでぶつかり、こぼれ出たボールを、待ち構えていた城南のラドンチッチが突っ込みゴールを決めた。その後は、全北の総攻撃と城南の必死の守備が繰り広げられた。後半45分の試合終了間際、昨年の王者、城南が粘り強さを発揮した。ロスタイム4分、エニンヨがペナルティエリア外から絶妙なFKを直接決めて同点。結局試合は1－1のドローで、全北は2勝2分け、城南は2勝1分けとなった。

　この日フル出場した全北の李東国（イ・ドングク）は、守備にも積極的に加わるなど、昨年とは全く異なるプレーを見せた。韓国代表に選出され、「もっと動くように」と叱責（しっせき）されたことから、プレースタイルが変わったと評価されている。だが、問題は得点力。4試合を終えて、まだゴールがない。李東国は守備に回る時間が増えた一方で、本業の攻撃力が低調になってしまっている様子だ。

キム・ドンソク記者