障害者たちで構成された車いすのカーリング韓国代表。大会が始まる前には、ほとんど注目されていなかった。カナダ・バンクーバーでの冬季パラリンピックを前に、選手たちは「われわれは世界ランキング4位だ。金メダルの可能性もある」と自信を示していた。誰もが「まさか」と思った。氷の上でストーンを滑らせるこの種目は、元々あまり見慣れない上に、韓国国内には専用の競技場もない。まともな練習さえできない彼らがどれほどの成績を残せるのか、と疑問に思われたのだ。

　ところが試合を重ねるに連れて、「カーリング・コリア」の活躍は現実のものとなった。19日（韓国時間）に行われた予選最後の第9戦では、ドイツを9－2で破って出場10カ国中3位となり、準決勝への進出を決めた。冬季オリンピック、パラリンピックを含め、球技種目では韓国初のベスト4だ。ハンディを克服した「カーリング・コリア」は21日、米国と準決勝で対戦する。

バンクーバー＝成鎮赫（ソン・ジンヒョク）記者