貿易協会、韓国経済に対する外部の四大リスク指摘

 韓国貿易協会国際貿易研究院はこのほど、今年の韓国経済を脅かす外部の四大リスク要因として、▲中国の出口戦略▲米中対立▲米国の金融引き締め▲南欧の財政危機-を挙げた。

 同院はまず、最近急速な物価上昇に苦しむ中国が出口戦略に早期移行した場合、韓国経済の対中輸出が影響を受けると分析した。特に中国の不動産価格など資産バブルやインフレの動向に注視が必要との指摘だ。

 また、中国の人民元に対する米国の切り上げ圧力が受け入れられず、米中間の対立が通商摩擦に拡大した場合、国際金融市場に不安が広がり、経済に深刻な影響が懸念されるとも指摘した。

 同時に、各国の緊縮財政でギリシャなど南欧諸国に対する支援が遅れれば、世界経済が二番底に陥り、韓国の輸出にも悪影響が懸念されるとした。貿易協会は「韓国経済が今年、世界8位に浮上するためには、政府の多角的支援と企業の新興市場に対する輸出拡大努力が必要だ」と強調した。

キム・ヒョンジン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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